「2011年、自らの点数を付ける」 | 京都プランナー日記

「2011年、自らの点数を付ける」

2011年も残すところあと1日。

今年は年明けに少々仕事があり、帰省をせずに京都で年越しを迎えることになる。

私にとっての2011年を一言で表現をすると、「余裕のない1年だった」ということになる。
公私ともに、常に何かに急き立てられているような気がした1年であった。

それは仕事上でプラン通りに進まないことが多かったからなのかもしれないし、ソーシャルメディアの普及でコミュニケーション自体が「常にコンタクトができる状態にしておく」というルールに(少なくとも仕事では)変わってしまったからかもしれない。


来年の行動方針としては、「常に一片の余裕を持つ」ということを最大のテーマとしてやっていきたいと思う。

今年の年始につけた目標の達成度をこの機会に棚卸ししてみようと思う。

<プライベート>

(1)家族と旧友を大切にする→30点
特に下半期は家にいること自体があまりない状態だった。
来年はもっと考えなければならない。

(2)Amazonのレビューでもう少し上を目指してみる(1,000位以内)→0点
レビューを残すこと自体ができず、年間で5件程度のレビューに終わってしまった。
時間さえ作ればなんとかなると思うので、こちらも引き続き来年への課題。

(3)移動時間を生きている時間にする→50点
非常に感覚的だが、こちらについてはある程度できたように思う。
とはいっても及第点レベルだったため、50点。


<仕事>

(1)関東方面事業を拡大する→60点
「最低5倍」はなんとか達成できたが、そもそもの初期値が低いため、結果的には5倍程度では済まないレベルの売上が必要だった。来年こそは笑える「最低5倍」を実現したい。
本音を言えば駐在日数を増やしたいが、今年後半、会社の方針転換や案件状況もあり、逆に駐在日数をとれなかった事情もある。
来年は違った事業での東京方面も増えてくると想定され、特にそちらを断固たる決意で臨んでいきたいと思う。


(2)海外展開を意識したサービス提供をする→20点
小さいところではFacebookページ、ある程度大きなところでは海外版ECという展開自体は進めることができた。ただし進められたというレベルに終わっており、そこからイノベーションを創出することはできなかった。「捨てる」ことも必要だと、現時点では大きく反省をしている。「捨てる」ことで間違いなくスピードは向上するからだ。


(3)毎日をハードワークにしないためのシステム化→30点
これは全くと言っていいほどできなかった。ただし、仕組みを変えていくための試みは諸々トライしており、来年に向けての布石は多少できてきつつあるのではないか、という気がしている。


ということで、全体的に見ると余裕がなく、個別で見ると達成が全く出来なかった2011年だったが少しだけ自らを評価したいことがある。


○様々な失敗はあったが、「NO」の決断を下すことなく、仕事としての多少の成果に結び付けられたこと

○「公共性」を常に意識して仕事ができたこと

○未来の観点から他者に対する少しの「お節介」を常に意識したこと


私などより強く激しい衝撃を受けた方は本当に多いだろうが、東日本大震災は本当に大きな出来事だった。あの出来事を通じて、私自身は自らの甘さや未熟さを骨の髄まで痛感し、生き残ったものの責務として、なぜ生きるのか、なぜ仕事をするのかということを突き詰めて考えさせられた。

そのときに至った考えはとてもシンプルなもので、「仕事は自分のためにあるのではなく、自分の人生も自分のためにはない」ということだった。仕事も人生も、全ては未来のためにあり、未来の中に自分が含まれるのである。

未来のために生きる、という観点を少し具体的にすると、上記の行動指針になる。
今年1年本当に様々な失敗はしたが、なんとかこれらの視点で物事を見ることはできたのではないか、という気はしている。

来年は様々な失敗をすることなく、よりブラッシュアップを施した行動方針を貫いていければと考えている。そのことで変わる景色を、私としては是非見てみたい。